8月23日(火) 、早稲田大学大隈講堂大講堂にて以下のパネルディスカッションを開催します。
画家で日本芸術院会員の藪野健先生(早稲田大学)、雑誌「新建築」の元編集長の中谷正人先生(千葉大学)、新進気鋭の建築家で建築・都市問題についてアクティブに発信する藤村龍至先生(東洋大学)にご登壇をいただき、不肖私、小笠原伸(早稲田大学)が企画、司会を行います。
なおこのパネルディスカッションは日本建築学会大会のものですが、どなたでも申し込み不要で当日に一般参加可能です。街歩きや都市空間、ワークショップなどにご関心ある多くの方の参加をお待ちしています。
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パネルディスカッション
街を歩くことから始まる、
建築・都市の読み解きと未来への構想
街を歩くことから始まる、
建築・都市の読み解きと未来への構想
日時:2011年8月23日(火)9:15~11:45
近年テレビや新聞雑誌などでの街歩き人気が高まるなか、元来都市を徘徊し町並みを見つめ人々の生活を注視してきた建築分野の人々が街を歩く状況はどうなっているのだろうか。日本建築学会では「東京ウォッチング」を初めとした多くの街歩きに関するワークショップを長年企画運営してきたが、ここで一度その確認を行う必要を感じている。
このパネルディスカッションでは都市というフィールドに出てそれぞれの分野で活躍する街歩きの達人が異なる立場からの街歩きへのメッセージを会場の皆さんへ発信し、街歩きの可能性とその未来について意見を交わしてゆく。
建築家、画家、編集者、都市論の研究者という複数の円環が都市の現場で複雑に重なり合うことで、街歩きの魅力やその隠れた意味について刺激し参加の皆さんの中での新たな都市観を創出するとともに、街歩きや建築・都市の読み解きの重要性について知らせその生産的行為の価値についても広めてゆきたいと考えている。特に建築を学ぶ学生へ向けては、作る行為以前の見つめ思考する場としてのフィールドワークの意味について考えてもらう場としたい。
そして単に建築学分野にこの成果を回収するだけでなく、この流れを社会へ開く形での「街歩き学徒」や「街歩きを楽しむ人々」の集結の機会にしたいと願っており、日本建築学会大会への参加者のみならず、都市を歩き見つめることに関心ある多くの一般市民の皆さんの来場を歓迎する。
司会 小笠原伸(早稲田大学)
記録 田中元子(mosaki)
1.主旨説明 小笠原伸(早稲田大学)
2.主題解説
(1)画家の観点からみる都市・建築の姿 藪野 健(早稲田大学)
(2)建築を学ぶ学生への建築の見方を考える 中谷正人(千葉大学)
(3)建築家の観点からみる街歩き 藤村龍至(東洋大学)
3.討論
4.まとめ
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その他の学会大会での研究集会やパネルディスカッションは以下に掲載されています。
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