2011年2月20日日曜日

柳ヶ瀬を歩く・・・柳ぶら楽市から路面電車まで

柳ヶ瀬第二弾。少々定点観測的でもあるけれど。


報道で「ドン・キホーテ」の岐阜市中心部への出店とのニュースがあり。
かつて路面電車の合流点であった徹明町交差点にある旧メルサのビル。
名鉄資本だったが、一昨年夏に経営不振で閉店。
その後空き家だったところにドンキホーテが入居ということのよう。
いろいろこれからが大変だろうに、というのが正直な意見。
通ると入居の準備工事が始まっていた。




柳ヶ瀬の本通りにて、美殿町商店街の鷲見さんと遭遇。
地元まとめ役で、岐阜のまちづくり界で知らぬ人はいない有名人。
またいろいろお考えのようで、しばし立ち話。


この日は月に二回、第一第三土曜日の「柳ぶら楽市」の日。
柳ヶ瀬本通りにいろいろな露店が出る。
正直大きな催しということではないけれど、これ目当てで少しは賑わいが戻る。


お好きな人には奥の「やなな」の大フラッグはたまらないのかも知れません(笑)。




柳ぶら楽市で端的に客が増えるかといえば正直怪しい。
しかし、「行けば何かある」を創出することは間違ってはいない。
本当は柳ヶ瀬は幾つか荒療治をせねば行けないのだろう。
が、今の柳ヶ瀬ではよくやっているという評価をせざるをえない。


高島屋前でも出店。
トラック市といいこの露店の連続といい、以前の柳ヶ瀬とは変わってきているのも確か。


徹明通りを渡って南下すると金(こがね)公園。
そこにかつて岐阜を走っていた路面電車の車体が静態保存されている。
名鉄500系という、大正生まれの木造の車体でもある。
通称は「丸窓電車」とも。


2005年に岐阜の路面電車が廃止になるときに保存運動を起こした結果の一台。
岐阜高専の廣瀬康之先生が中心になった運動に、私もお手伝いをした。
順調なことばかりではなかったのだが、何とか残すことが出来た。


名鉄ではなく、前身の美濃電気軌道が購入した、岐阜の電車。
合併された名鉄がある意味勝手に路線を廃止したわけであり。
ならばせめて一台くらい岐阜に残しましょうよ、というストーリーを助言。
周辺で子供たちが遊ぶ場になっているが、まあよし。
「あれは何だろう」といつか思ってくれればそれでいい。

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