IAMASは情報科学芸術大学院大学、という名前の通り、メディアや映像などアート・デザインとサイエンスの融合領域の研究をする拠点。
毎年見に行っているが以下で少々紹介など。
ドミノ型の電子ツール。
ドミノ倒しをしようとすると小さい数字のものを倒すと離れていても順に倒れると。
意外にローテクの部分もあるのだが、にやりとしてしまうもの。
物語の登場人物の関係性を表示してくれると。
自動生成はできないようで、今は人力で関係性を示すとか。
iPhoneにアタッチメントを付けて、ギターのような電子楽器にするツール開発。
すでに企業さんからも問い合わせが来ているとも。
都市上を紙飛行機を手で持ち飛ばすと様々な音源が流れる。
音楽を学ばれてIAMAS経由でメディアの世界に出るという面白い方でした。
この他にもいい展示は結構あるものの準備中もちらほら。
まあ美術系の展示は不具合がどうしても出ることがあり試練の道。
最終日までには何とかなってくれるといいのだけど。
会場には入り口にカフェもあり、一杯100円で紅茶コーヒーが出る。
休んでいると、「アブストラクト配布」との掲示で、一冊いただいてみる。
これは面白い仕掛けかも知れぬ。
学生さんに問題は無いが、一時のようなパワーを感じることが減ったなというのが今回の印象。IAMASは岐阜県の財政悪化に伴い、専門学校部門が廃止になり大学院部門だけ存続することで決まっている。
私の個人的意見ではあるが、県をはじめ地元の地域はこの学校をうまく使いこなしてきたとは言い難い。こういう学校を設置する時点で地域も変わってゆく必要があったのだが、残念としか言いようがない。外のアクティブな学生さんが大垣に集まって、地元で継続して活動できるような準備が出来るようになれば大垣ももう一歩新たな方向へ展開できたのだろうに。
大学は小さくまとまらずに、多様な人材を広く集めて活動するからいい。「岐阜県の地元の学生を集めて、岐阜で働いてもらう」と言いはじめたら縮小するばかりでもある。
卒業製作展は20日日曜日まで。
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