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2011年2月27日日曜日

丸善のダックノートが入荷した

以前のブログで、愛用していた丸善のダックノートの品切れの件を記したが、金曜日に名古屋栄の丸善に寄ったところ、久しぶりに入荷していたのを確認。思わず小躍りしつつ2冊購入してみる。


ダックノート現物。
ある意味貴重なブツである。


ノートといいつつ、作りは本である。
開いた瞬間に感じられるこの仕事ぶりが嬉しい。


栞紐つき。


小口が茶に塗られているのも丸善のダックノートの特徴。
持つと、ずしりとした重みとキャンバス地の手触りが伝わる。


一冊2100円というのはなかなかのお値段だが、出来を見ると高くは無い。 


お仕事や研究のネタ帳として日頃は使う、実用的なノートでもある。

丸善のレジで、今後の入荷状況を店員に尋ねてみたが、「職人が体調を崩しているため、次の入荷は未定です」との情報。確かにこの商品の質やお値段から見ても職人が一冊一冊作っているのはよく分かる。頑張れ職人さん。

2011年1月24日月曜日

ノートをいただくということ

文房具マニアである。
高校生の頃から自分で購入するまででなくとも、新しく発売になった商品は一通り手に取ってみる。
札幌時代は大丸藤井セントラル、東京では伊東屋へ、用がなくとも近くを通れば寄ったもので。
紙の魅力というのはあって、見本帖やら変わった紙やらがあるといじくり回してみた。
ペンも好きで、水性ペンを多用していたこともあって色々試しながら現在に至っている。
ただ勿論学生のお遊びで、せいぜい数百円のものを購入する程度。
授業のノートに使うのであればそんなものであり。

ところが画家である我が師匠と行動するようになり、事情が変わる。
師匠もまた文具の人であり仕事柄画材の人である。
それまでは時々行く程度だった、まだ健在だった古い日本橋丸善に頻繁に出入りするようになる。
大人の趣味の一つに万年筆があるのだなと知るのもその頃のこと。
数万数十万の筆記具を購入するわけにはいかぬが、手元にあるパイロットの万年筆を放置していたものを使い始めることとした。
水性ボールペンとの違いは比べるべくもなく。
何より量を書いても疲れないのだと知る。

そして、万年筆を使い始めたと知った師匠がノートをわけてくれるようになる。
丸善の「ダックノート」である。
方眼入りや無地など、サイズも多数だが、外装が帆布でカバーと一体化している。
木口が茶色で塗られており、 一目見てああ丸善のあれだなと分かる強さのあるノート。
そりゃあいただいて嬉しいに決まっている。
外に出てメモする機会の多い研究ゆえ、方々で重宝してきた。

ただこれの値段が少々どころかかなり高い。
一冊2000円以上のノートを使う人がいるのかと驚くとともに、師匠に感謝したものであり。
万年筆のインクの乗りのいい、重量感と手への馴染みのよさはお値段通り。
就職後には、自分へのご褒美というときにはこのノートを時々購入してきた。

逆に考えると、この程度のご褒美で幸せな気分になれる自分てのが安上がりでもあるのだろう。
ファッションにあまり関心がなかったゆえに、高級なブランド物やらには縁遠い。
伊東屋の店頭ひやかすのが楽しみだった者としては、このノートが嬉しい。
自分もいつかはあの高級万年筆に手を出すことがあるのかとも思うが、残念ながら相変わらず零細研究者の域を出ることはない。
そして今でも時々、師匠からノートをいただく。
これは、さらに良く勉強せいよというかなり強力なメッセージでもあることは百も承知なのだが、そのことはあまり過度には考えずに有難くノートを受けとるのみである。

キャリアアップとともに文房具もいいものにしてゆくとともに、実用的にも効果がある。
これを自分への投資というのだろう、と勝手に思い込ませている。
今の自分の位置は頑張って2000円のノートということ。
そしてたまに無印良品の一冊200円のノートに浮気しているが。
自分の立ち位置からちょっと無理していいものを買う気分をこのダックノートで経験している。
ちなみに丸善のダックノート、不具合があったとのことで現在は暫く欠品となっている。
正月明けにも名古屋栄の丸善へ行ったが申し訳なさそうに店員が話していた。

ツイッターでやりとりしていて、こんなことを思い出したので記した次第。