2011年8月17日水曜日

オアシス21で、中部電力の「緑のカーテン」を見る

用事で名古屋の中心部、栄へ行きました。
バスターミナルと商業施設を兼ねた建物、オアシス21へ寄った時に。
お盆休みということもあって子供たちが走り回ったり、お化け屋敷での絶叫が聞こえる脇の方に。
目の前にそびえる緑の壁が。










そう言えば前もあったけれどもっと小さかったなぁと思いつつ近づいて見る。










所々に大きくなったゴーヤーがぶら下がっております。
これは見事なゴーヤーの葉による日陰空間。










説明書きを見ると、中部電力が取り組んでいる「緑のカーテンプロジェクト」の一環とか。
バブル期の電力消費量の増加を期に始めた活動のようです。










電力会社は福島原発の問題もあっていろいろ厳しい局面に立たされては居るのですが、中にはこういうことを地道にきちんとやって居る人もいるのだよなぁと感じたりするのです。










建物で言えば3階分くらいはゆうにある高さまで伸びていますが、根元は結構華奢なもの。
つると葉を背後の網に絡ませながら、悠々と伸びてゆくゴーヤーの苗。
私の仕事場でも実はゴーヤーを育ててるのですがとてもここまでは及ばない。
ちょっと羨ましいくらいの目で、この緑のカーテンを見ておりました。










下から仰ぎ見ると、少し気分のいい感じもあったり。
商業地にしてビジネス街でもある名古屋の栄の喧騒ですが、中にはこんな空間もあるということで。

「緑のカーテン」(中部電力)
http://www.chuden.co.jp/energy/kankyo/chiiki/curtain/index.html


2011年8月15日月曜日

身近にありますか、給水スポット

お暑うございます。
岐阜もこのところ毎日のように猛暑日となり、ひどい暑さが続いています。
お空がもう夏っ!という感じを主張しています。
画像は岐阜駅と駅前の超高層ビル。



そんな中、少し涼しいネタを。
JR岐阜駅の改札を出た2階のデッキ部分に、こんなものが設置されています。








「岐阜のおいしい水」と幟が立って看板が設置されています。
ここ、岐阜市の水道水が提供されているのです。
ただ水道水といってがっくりされませぬよう。
岐阜市の水道水は、長良川の伏流水を使ったものです(地域によって井戸からのものもあります)。
長良川の水自体が元々綺麗なもので、最低限の処理で水道水として供給されています。
この水道水、大変美味しゅうございます。

ここ数年の夏の暑さ、さらに今年の節電の流れもあって、街中のこういう給水スポットは大変ありがたいもの。
でも他の自治体ではあまりこういう形での給水スポットのPRは聞かないものです。
自販機や店頭でペットボトルの飲料を販売するのもいいですが、安全に安価に飲料水が確保できるのであれば、そのメリットを存分に活かすのも手だろうと思います。
熱射病の回避のために、街中にあるこういう給水スポットの情報を自治体や市民が取りまとめるのもいいかも知れませんね。
私はマイボトルに氷とお茶を詰めて歩いているので、飲料を飲み干すとここでボトルに水を追加したりという使い方もしています。

そしてここの脇にはもう一つ水がらみのポイントが。







愛知万博で有名になったミストの噴霧器が屋根に設置されています。
元々が汗かきなもので、この程度のミストでは焼け石に水状態ですが、爽快感は確かに得られるのではないでしょうか。

暑さにうなるばかりではいけませんで、どうそこを乗り切るかも大切。
お役所もちょっとの遊び心で、酷暑も楽しみに転換できるかも知れません。
そこに、安全と安心も加味して考えて見た、いい企画だと思います。

2011年8月7日日曜日

エクセルシオールカフェの「抹茶ソーダ」をいただいてみる

今日の暑い日曜の午後、熱風を避けて涼みに岐阜駅の中にあるエクセルシオールカフェに逃げ込む様に入りました。アイスティをいただき極楽気分でくつろいでいると、Twitterを見ると面白いツイートが。

@daichi さん「ドトールの新製品、「リモティハニー」(レモン+緑茶+はちみつ)が激しくマズい。レモンと緑茶の苦味の嫌な部分とはちみつの甘ったるさが足を引っ張りあって、1+1+1=0になっとる。」(正式には「レモティハニー」)

・・・そうそう、チェーン系のお店でも時々へんちくりんな商品を出すことがあるよねぇと頷きつつ、壁にふと目をやると、ポスターに、

「NEW 抹茶ソーダ」

の文字が。

これはひとつ「人柱」にならねばいけないなぁということで、注文。450円。
この時に、エクセルシオールカフェがドトール系列ということはふっと脳裏をよぎったのだけど、取り敢えず考えないことにして次へ。




見た目は爽やかそうな感じで、ペリエの小瓶と、グラスには抹茶シロップと思しき物体が。ミニパンフもついて来て、ペリエをなみなみ注いでかき混ぜるのだとか。この時点で若干の負け戦感を持つ。




小瓶ゆえこのサイズのグラスに一杯入る程度の量。
先にシロップが入っているので炭酸水入れても下に溜まっている形で混ざらないので、ストロー使って何度もかき混ぜるがなかなか混ざらない・・・。
まあ飲み物だしまずは適当にいただいてみようと思いひと口。

うむ・・・思っていたほど美味しくない。炭酸水で割りつつも抹茶シロップの甘みがくどい。もう少し飲み進めるも、氷ぎっしりにシロップの入ったグラスにペリエ入れてもかき混ぜるのに難儀。
これは、抹茶成分とシロップ分けて甘味無しで出して、客の好みでシロップを投入してもらえば良かったんじゃないかと。

で、結局半分ほど残して店を後にすることに。私はちと苦手な味。

帰宅後、ふと思いつきTwitterで「抹茶ソーダ」を検索すると、全国で味わった人の評価がずらりと並ぶが正直見事に真っ二つなのに苦笑してしまう。おそらくエクセルシオールの本部では、ある程度この状況を確信犯的に理解して商品化したのだろうと。

またある人が「夏場に固定ファン得られそうな予感。やっぱ万人にうけるよりこれくらい尖ってる商品の方がいい!」というツイートをしていたのが印象的。
鉄板の定番商品も大事だけれども、こういう好き嫌いのはっきり分かれるものもラインナップには必要なのでしょう。
多分私は次はまた紅茶に戻るだろうけれどね。

2011年8月6日土曜日

ノマドワーカー向けの新しいカフェ、原宿の「THE TERMINAL」に行って来ました

東京での仕事が早く終わったので、話題になっていたカフェ「THE TERMINAL」へ行って来ました。ノマドワーカー向けのサービスが充実しているというのが売りで、立地も原宿のど真ん中ということで、どういうところか見て見たいというところもありました。

JR原宿駅から竹下通りを抜けて明治通りを渡り左斜め前に進んだところに、カフェの入ったビルが有ります。今日はオープニングということで、ポスターが貼って有りました。





階段を登って3階のお店に入ると、オシャレなカフェが。
中ではまず会員登録を促され、iPadを手渡されます。24時間使えるネットカフェという側面があるので、マンガ喫茶と同様に身分証が必要ということの様です。
名前だの住所だのいろいろ登録してiPad返却すると、数分で会員カードを手渡されます。私は日頃使ってるので問題なかったですが、iPadに不慣れな人は結構登録に難儀していた様子。店員さんが入力は手伝ってくれるようなので問題は無いでしょう。会員登録は150円。





席に座ると、インテリアの独特さに気がつきます。
詳しくは公式Webを見ていただくといいのですが、デザイナー渾身の作ということのようです。高級な作りということではないですが、やりたいことは十分に伝わって来ます。
店内はお客は今日は男性が多めでしたが、女性も結構おいで。





自分のiPadをカバンから出してみると、無線LANがお店の名前らしきオープンなものを拾うので勝手に接続。この辺りは店側からの説明は特段無し。まあある程度「分かっている」人を客層として考えているんでしょう。
ドリンクはコールド系だとコカコーラのディスペンサーが置いて有りカルピスや爽健美茶なども飲み放題。ホットはコーヒーのみなのが紅茶党的にはちと残念。





初日ということで混雑も予想していた割りには店内はお客は少なめ。椅子が座りにくそうという評判も有りましたが、壁際にはクッションの置かれた長いソファ席があり最初はそちらに陣取り、途中から上の画像のソファ席へ。これは座りごごちは大変良かったものの、このセットは一組のみ。争奪戦は避けられぬかも知れません。
むしろ窓際の日当たりのいい席も天気のいい時などは気持ちいいかもと思いつつ見ていました。





テーブル上やソファ席の足元などには電源がこれでもかという程に配置されていました。数えはしませんでしたが、席数分のコンセントがあるのではないでしょうか。限られた電源を奪い合う心配はなさそうです。

プリンタ&コピーでRICOHの複合機が設置してあったり、カウンター後ろにはミーティングスペースが二箇所設けられてあったりと、確かにノマドワーカー向けのサービスも充実。確認すると、会議で使うには電話で空きを確認すればOKだけど、参加者は全員会員登録は必要とのこと。まあ150円ですから痛くはないですが、長い会議はしなくなりそうです。

そして、1時間ほど滞在してお会計。
30分190円ということで、530円払ってお店を後にしました。3時間や5時間のお得なコースもありました。

感想としては、仕事で使うには十分快適な場所と思いました。マンガ喫茶のような少々重苦しい感じはなく、お客も皆淡々と作業をこなしている風で、こういう雰囲気が嫌いじゃないひとにはオススメ出来そうです。
ただお店が狙ってるように、会員相互の交流などがあそこで起こるようになるにはひとつふたつ仕掛けが必要かなとも感じた次第。そこはメールでの情報提供などあるようなのでそこに期待したいところです。

お店のWebは以下の通り。
http://theterminal.jp/index.html

2011年8月4日木曜日

8月23日(火) 、街歩きパネルディスカッションを早稲田大学大隈講堂大講堂にて開催

8月23日(火) 、早稲田大学大隈講堂大講堂にて以下のパネルディスカッションを開催します。
画家で日本芸術院会員の藪野健先生(早稲田大学)、雑誌「新建築」の元編集長の中谷正人先生(千葉大学)、新進気鋭の建築家で建築・都市問題についてアクティブに発信する藤村龍至先生(東洋大学)にご登壇をいただき、不肖私、小笠原伸(早稲田大学)が企画、司会を行います。

なおこのパネルディスカッションは日本建築学会大会のものですが、どなたでも申し込み不要で当日に一般参加可能です。街歩きや都市空間、ワークショップなどにご関心ある多くの方の参加をお待ちしています。

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パネルディスカッション
街を歩くことから始まる、
建築・都市の読み解きと未来への構想

日時:2011年8月23日(火)9:15~11:45

近年テレビや新聞雑誌などでの街歩き人気が高まるなか、元来都市を徘徊し町並みを見つめ人々の生活を注視してきた建築分野の人々が街を歩く状況はどうなっているのだろうか。日本建築学会では「東京ウォッチング」を初めとした多くの街歩きに関するワークショップを長年企画運営してきたが、ここで一度その確認を行う必要を感じている。

このパネルディスカッションでは都市というフィールドに出てそれぞれの分野で活躍する街歩きの達人が異なる立場からの街歩きへのメッセージを会場の皆さんへ発信し、街歩きの可能性とその未来について意見を交わしてゆく。

建築家、画家、編集者、都市論の研究者という複数の円環が都市の現場で複雑に重なり合うことで、街歩きの魅力やその隠れた意味について刺激し参加の皆さんの中での新たな都市観を創出するとともに、街歩きや建築・都市の読み解きの重要性について知らせその生産的行為の価値についても広めてゆきたいと考えている。特に建築を学ぶ学生へ向けては、作る行為以前の見つめ思考する場としてのフィールドワークの意味について考えてもらう場としたい。

そして単に建築学分野にこの成果を回収するだけでなく、この流れを社会へ開く形での「街歩き学徒」や「街歩きを楽しむ人々」の集結の機会にしたいと願っており、日本建築学会大会への参加者のみならず、都市を歩き見つめることに関心ある多くの一般市民の皆さんの来場を歓迎する。

司会 小笠原伸(早稲田大学)
記録 田中元子(mosaki)

1.主旨説明 小笠原伸(早稲田大学)

2.主題解説
(1)画家の観点からみる都市・建築の姿 藪野 健(早稲田大学)
(2)建築を学ぶ学生への建築の見方を考える 中谷正人(千葉大学) 
(3)建築家の観点からみる街歩き 藤村龍至(東洋大学)
3.討論
4.まとめ

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その他の学会大会での研究集会やパネルディスカッションは以下に掲載されています。